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保育園見学で「ここを見て!」親が注目した3つの視点|ECERS基準でチェックしてみた

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保育園見学、何を見たらいいか迷いますよね?

期待と少しの不安を抱えながら、園の門をくぐる瞬間かもしれません。

でも、本当に大切なことって、一体何だろう?そんな疑問をお持ちの親御さんへ。

今回は、保育の質を測る国際基準ECERSの視点から、親御さんが見学で特にチェックしたい3つのポイントをお伝えします。

🧭 ECERSシリーズ|この記事はSTEP2:実践編です
前のステップ:
ECERSとは?保育の質を測る国際評価ツールを親目線でわかりやすく解説
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保育所保育指針との違いとは?(近日公開)

1. 子どもが「自分で選べる」環境になっているか

保育園での生活は、子どもが自分で考え、選ぶ経験の連続です。

ECERSでは「空間と家具」や「活動」の領域で、“子どもが主体的に選べる環境かどうか”が重視されています。

見学でのチェックポイント

  • おもちゃや絵本が子どもの目線の高さに置かれているか?
  • ロッカーや靴箱は自分で出し入れできる高さか?
  • クラスの中に「選べる遊びコーナー」があるか?

👉 これらが揃っていると、子どもが「受け身」ではなく「自分で決めて動く」力を自然に育める環境だと言えます。

2. 子どもと保育者の関わり方に“対話”があるか

ECERSでは「人間関係」の領域で、保育者と子どもの関わり方も評価されます。

特に注目されるのが、子どもの言葉に耳を傾け、丁寧に対話する姿勢です。

見学でのチェックポイント

  • 子どもが保育者に自由に話しかけている様子があるか?
  • 保育者が急かさず、子どもの言葉を待っているか?
  • 否定ではなく、肯定的な声かけや笑顔が見られるか?

👉 対話のある関わりは、子どもの安心感や自己肯定感の土台になります。

3. 実は大切!子どもが“静かに落ち着ける”場所があるか

元気いっぱい遊ぶ時間も大切ですが、静かに過ごせる時間と空間も同じくらい重要です。

ECERSでは「プログラム構造」や「ケアの習慣」の観点から、過ごし方のバランスが評価されます。

見学でのチェックポイント

  • 部屋の中にリラックスできる“静かなコーナー”があるか?
  • 全体が騒がしくなく、落ち着いた雰囲気になっているか?
  • お昼寝スペースや過ごし方にも“安心感”があるか?

👉 こうした配慮がある園は、子どもが「安心して自分らしく過ごせる」環境を大切にしている証です。

おわりに|“見た目”だけで判断しないために

保育園見学は、第一印象や設備の新しさだけに目が行きがち

でも、ECERSの視点を持つことで「子どもの育ち」に本当に大切なことが見えてきます。

今回紹介した3つのポイントを意識すれば、見学で感じた“なんとなくの印象”が、確かな判断軸になります。

📘 ECERSシリーズ|学びのステップで読む

🔰 STEP 1|ECERSとは?【基礎編】
ECERSとは?保育の質を測る国際評価ツールを親目線でわかりやすく解説
└ ECERSってなに?保育の質ってどういうこと?まずはここからやさしく解説。

👀 STEP 2|保育園見学で“ここを見て!”【実践編】(← 今ココ)
保育園見学で「ここを見て!」親が注目した3つの視点|ECERS基準でチェックしてみた
└ 実際に見学する時、どこをチェックしたらいいの?親目線で具体的に紹介。

⚖️ STEP 3|保育所保育指針との違いとは?【比較編】
▶ ECERSと保育所保育指針の違いとは?保育の質を見極める新しい視点
└ 日本の基準とどこが違うの?「質の見極め方」を深めたい方へ。

🧸 STEP 4|家庭での環境づくりにも!【応用・実践編】(近日公開)
▶ ECERSで評価される“子ども中心の保育環境”に役立つアイテム5選
└ 子どもにとって心地よい環境って?家庭でもすぐに使えるアイテムを紹介!

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